【地元民が教える三軒茶屋の魅力】デートもグルメも遊びも三茶!
三軒茶屋ってどんな街?今だからこそ行ってみてほしいグルメや遊び場所を、地元民がご紹介いたします!無料で楽しめる「キャロットタワー」等のデートスポットや、台湾からきた最新グルメ、昭和レトロなカフェや銭湯まで、少しずつ変わる三軒茶屋の今をお届けします。
こんにちは。コスパライターのコムケン(@komuken1111)です!
お高いイメージのある世田谷区で地元民が知る「コスパ最高」なグルメ&お得情報をお届けするブログ「世田谷ローカル」を運営しています。
今回は、このゴリラがいる街「三軒茶屋」の魅力をご紹介します。
三軒茶屋は「住みたい街ランキング」の上位にいつも入賞している街ですが、懐かしい下町の風景が残る「三角地帯」がある一方で、最近は今話題のおしゃれカフェが続々オープンするなど、ますます目が離せません。
地元民が教える三軒茶屋の魅力
三軒茶屋は昔も今も変わらず、にぎやかで人気のまち。
しかし、映画館が閉店してしまったり、外国発の人気カフェがどんどん進出してきたり…三軒茶屋の街並みがここ5年ほどでかなり変わり始めています。
そんな変化の激しい三軒茶屋で定番から穴場まで、昭和レトロから最近のトレンドまで幅広く地元民しか知らない三茶の魅力をご紹介。
デート、グルメ、遊びという3つの切り口でそれぞれご紹介しますね!
デート編
三軒茶屋でデートといったら、「キャロットタワー」と「栄通り商店街」を押さえておけばOKです。
さっそく行ってみましょうー!
①無料展望台から見る夜景「キャロットタワー展望台」
三軒茶屋で定番のデートスポットといえば、キャロットタワー。ちなみに「キャロットタワー」の由来は外壁がにんじん色をしているからで、名前は公募により当時の区内中学生が命名しました。
三軒茶屋駅直結キャロットタワーの26階には「無料展望台」があって、夜景がとてもきれいでデートにぴったり。
タワーの2階から出ている直通エレベーターに乗って展望台にいくと…
こんな感じでおしゃれな展望スペースが出現します。
2017年11月の改修でかなりきれいになったので、いちど来たことがあるというカップルもまた楽しめるはず。
世田谷通りや国道246、ゆっくり走る世田谷線が見えるのもキャロットタワー夜景のポイント。日中は富士山も見えますよ。
ちなみに、キャロットタワー展望台には「世田谷まちなか観光情報」コーナーもあります。
世田谷ガイドブックなどを無料で手に入れることができるので、世田谷線を使ったお散歩デートの起点として、最初にキャロットタワーに来るのはおすすめ。
リニューアルし、さらにおしゃれになったキャロットタワー展望台。レストランはホテルオークラが運営しています。
レストランから見える夜景はスカイツリーや東京タワーも見えてさらにきれいです。
キャロットタワーは三茶デートにはかかせません。
キャロットタワー展望スペース
営業時間:
・展望ロビー:午前9時30分~午後11時
・カフェ:午前10時~午後10時(ラストオーダー フード午後9時 ドリンク午後9時半)
・レストラン:午前11時~午後10時(ラストオーダー午後9時)
定休日:第2水曜日、年末年始
URL: http://www.city.setagaya.lg.jp/shisetsu/1202/15598/d00004091.html
②様々な展覧会を実施「キャロットタワー生活工房」
キャロットタワー展望台はデートの定番なのですが、デートの時に立ち寄りたい穴場スポットが「生活工房」。
キャロットタワー3階「生活工房」では、様々な展覧会が行われていて、見ごたえがあります。
いつも普通の博物館にはないような変わった展示をしていることが多いので、三軒茶屋デートの際に立ち寄ると思わぬ「発見」がありますよ。
「生活工房」では現在メキシコ民芸玩具展を行っています。極彩色がいかにもメキシコらしいですね。
ガイコツのおもちゃがたくさんあって、ディズニー映画「リメンバーミー」を彷彿とさせます。ディズニー好きの彼女ならきっと喜ぶはず。
キャロットタワー内で定番のデートスポット「展望台」と穴場スポット「生活工房」、ぜひセットで行ってみてくださいね。
生活工房
住所:東京都世田谷区太子堂4-1-1キャロットタワー内
営業時間:午前9時~午後10時
※生活工房ギャラリーは午後8時まで
※市民活動支援コーナーは午後9時まで
定休日:毎週月曜(祝日の場合は開館)、年末年始
③昭和レトロな雰囲気を味わう「喫茶店セブン」
三軒茶屋デートでおすすめしたいエリアが「栄通り商店街」。
栄通り商店街は女子が喜ぶ台湾ミルクティーの専門店など話題のカフェ・スイーツ店が続々オープンしていて、三茶の中でも激熱なトレンドスポットなんです。トレンドだけでなく、昔ながらのレトロ喫茶店があるのも栄通りの魅力。
栄通り商店街でレトロ喫茶と最新トレンドカフェを比べながら歩いたら、きっと楽しいデートになること間違いなし。
まずは栄通り商店街の入口を入ってすぐ右手にあるレトロな「喫茶店セブン」をご紹介します。
喫茶店セブンは創業55年。
中に入ってみると、思った以上にレトロに感じるかと思います。
映画のワンシーンに出てきそうな店内。ジブリのポスターが飾られてるかと思えば、ランプシェードはムーミン。
統一感がないようで、全体としてはちゃんと「いい感じの喫茶店」になっているのがセブンの魅力です。
名物はナポリタンがオムレツに包まれている「オムナポ」。
17:30以降に注文することができるナイトセットは好きな食事メニューにビール小瓶がセットなってお得。
ナポリタンとオムレツとの相性は抜群。通常のパスタよりもモチモチの太麺が使われていて、ケチャップソースがよくからみます。
とことどころ麺が焦げているのもナイス。オムナポ、おすすめです。
ミルクセーキはちゃんと卵黄を使った手作り。昔懐かしいクリーム色、甘さが落ち着きます。
タバコは喫煙可ですが、いちおう分煙になっているので、それほど煙くないです。雑誌なども置いてあるので、お互いの話をしたり、読書をしたりとカップルでゆっくり過ごすのにおすすめ。
喫茶店セブン
住所: 東京都世田谷区三軒茶屋1丁目32−13
営業時間:11時~21時
定休日:なし
参考サイト:ぐるなび
④グローバルで人気のカフェ「THE ALLEY三軒茶屋店」
レトロな喫茶店のあとはトレンド系カフェ2軒をご紹介します。
喫茶店セブンから栄通りを10メートルほど進んだところにある「THE ALLEY」は台湾全土で20店舗を超え、アジア・北米などグローバルに展開するいま話題のティースタンド。
三軒茶屋店は2018年7月にオープンしました。
休日夕方に行った時、店内は満員。行列ができていても回転が速いので10分くらい待てば買うことができます。
「盆栽ミルクティー」は、遊び心溢れる名物ミルクティー。濃厚なアッサムミルクティーにチョコクッキークランチがのっていてたしかに盆栽のよう。
11月1日から発売した季節限定「チーズクリーム白桃烏龍」は上にのったふわふわのチーズクリームが塩気があって美味しい。後味スッキリの白桃烏龍茶との相性も抜群です。
とにかくいま人気のTHE ALLEYなので、彼女が喜ぶこと間違いなし!甘さも抑えめなので、男性が飲んでも美味しいですよ。
THE ALLEY三軒茶屋店
住所:東京都世田谷区三軒茶屋1丁目37−2
営業時間:10時~23時
定休日:なし
参考サイト:食べログ
⑤台湾初の台湾茶&ソフトクリーム専門店「ニナオ」
2018年10月にオープンした台湾初の台湾茶&ソフトクリーム専門店「ニナオ」は三軒茶屋で注目度ナンバーワンスポット。
日本進出1号店です。
THE ALLEYから栄通り商店街を10メートルほど進むとあります。
土日は行列ができますが、開店は早いので比較的スムーズに買うことができますよ。
週替わりでいろいろな台湾フレーバーのソフトクリームが味わえます。ティーゼリー入りの冷たい台湾茶、ホットの本格的な台湾茶もおすすめ。
ニナオ
住所:東京都世田谷区三軒茶屋1丁目33−15
営業時間:平日12時~23時 土日11時~23時
定休日:なし
参考サイト:ぐるなび
⑥できたてのどぶろくを味わう「Whim SAKE & TAPAS」
最後に、栄通り商店街の奥にあるデートで行きたいおしゃれな居酒屋「Whim SAKE & TAPAS」を紹介します。
Whim SAKE & TAPASは山形県鶴岡市のベンチャー企業、WAKAZEが運営。店に併設された醸造所で作ったできたてのどぶろくを、山形県庄内地方の食材を使った小皿料理とともに楽しむことができるスポット。
店の中から大きなガラス越しに醸造所の様子を見れるのが楽しい。
醸造所内にはちゃんと神棚があって、酒造りは神聖な作業であることがわかります。
隣の醸造所で作られたどぶろくがこちら。おしゃれですねー!
どぶろくになじみが無くても、可愛いからすっと抵抗感なく楽しめてしまいます。
水色の方は水酛(みずもと)仕込みという、珍しい方法でつくられたどぶろく。通常のどぶろくよりもかなりどろっと濃厚で味も濃いです。しゅわわわわーと微炭酸。
ピンクの方はコリアンダーなどのハーブを使ったどぶろくで「ホワイトビール」のような爽やかさがありました。
タパスも酒麹をつかったピクルスなど、どぶろくとのペアリングが考えられたラインナップ。Whim SAKE & TAPASはこれまでのどぶろくの概念を覆す驚きと美味しさを感じさせてくれるお店。
おしゃれで清潔感があるので、デートで喜ばれること間違いなし。「どぶろく」という意外性も、ちょっと最近マンネリ化しているデートに良いかもしれません。
Whim SAKE & TAPAS
住所:東京都世田谷区太子堂1丁目15−12
営業時間:18時~23時
定休日:水曜日URL: https://www.facebook.com/WhimSakeandTapas/
参考サイト:ぐるなび
グルメ編
三軒茶屋の魅力、続いてはグルメ編です。
大人気のパン屋さんが閉店になってしまう悲しいニュースや「えっ!知らなかった」という穴場グルメ、ディープな三角地帯の中でおすすめのグルメなど、「イマ」食べたい三茶のグルメをご紹介します。
⑦閉店間際?!ペンギンが可愛い「ぱんやのパングワン」
ぱんやのパングワンは三軒茶屋で1番古いパン屋さん。1903年創業で110年以上の歴史があります。もとは「精養堂」という名前でしたが、5年前に「パングワン」としてリニューアルしました。ちなみに、三軒茶屋の精養堂は「松陰神社前駅」にある老舗パン屋「ニコラス精養堂」の親戚が営むパン屋です。
ぱんやのパングワンの店内はいたるところがペンギンモチーフになっていて、超可愛いんです!レジ裏には…
ペンギンが整列している~!しかもピンクのペンギンや毛が産毛の赤ちゃんペンギンまでいて可愛すぎ。ぜひ、行った時にチェックしてみてくださいね。
「ぱんやのパングワン」で不動の1番人気は店名にもなっている「パングワン」。
パングワンはフランス語でペンギンという意味。お店のご主人のペンギン好きからこのネーミングになったのだそう。
ぱんやのパングワンはカフェスペースもあり、連日大人気。店内にはペンギンの絵や置物などが置かれ、まさにペンギン天国。
なのですが、、、
えぇ~~!!パングワンがまさかの閉店。110年以上続いてるパン屋さんなのに残念…という感じですが、人手不足と職人の体調不良が閉店休業の理由とのこと。
こんな可愛いペンギンパンが食べられるのは2018年11月いっぱいです。昔の三軒茶屋「精養堂」を知るファン、パングワンファンは「ぱんやのパングワン」に急ぎましょう!
ぱんやのパングワン
住所:東京都世田谷区三軒茶屋1-36-15
営業時間:7時30分~19時
定休日:月曜日、火曜日
⑧最高に美味いシュウマイ「川善」
続いてご紹介したい三茶グルメは茶沢通りにある肉屋「川善」のシュウマイ。
「川善」は70年以上の歴史を持つお肉屋さん。川善の2階はとんかつ屋になっていて、人気店としてメディアで紹介されることもしばしば。ランチタイムのロースとんかつ定食は880円。
わたしもとんかつが食べたくなった時によく行きます。とんかつはもちろん、千切りキャベツにかけるドレッシングがまた格別なんですよ。
しかし、今回ご紹介するのは2階の有名なとんかつではなく、1階で売っている「自家製肉シュウマイ」。
これが最高に美味いんです。
ご主人からシュウマイを受け取ると、熱々!蒸し器に入っているからいつでもアツアツなのがうれしい。けっこう大きい。
一口ほおばれば、豚肉と玉ねぎの旨味・ジューシーさがたまりません。
川善の1階では肉シュウマイのほかに牛すじ煮込みやチャーシューを販売。きさくなご主人いわく「使っている豚肉は他店よりも上質なモノ」。2階のとんかつ、1階の自家製シュウマイの美味さから想像するに、その言葉にいつわりなし。
次回訪れる時は、牛すじ煮込みとチャーシューも買おうと固く心に誓ったのでした。川善は2階のとんかつだけでなく、1階に立ち寄るのが「三茶通」ですよ。
川善
住所:東京都世田谷区太子堂4丁目24−15
営業時間:1階(肉屋)10時30分~19時30分 2階(とんかつ)11時30分~15時00分 16時30分~20時30分
定休日:月曜日
参考サイト:ぐるなび
⑨本格中華まん「包包(パオパオ)」
ここからは三軒茶屋を語る上で外すことができない「三角地帯」を紹介します。三角地帯は、国道246と世田谷通りにはさまれたエリア。商店街や飲み屋、銭湯が残っていて変わらない昭和の風景が三角地帯にはまだあります。
三角地帯はだいたいこの線で囲われたエリアのこと。
「三角地帯」のエリアについて地図で確認しておきましょう。
三角地帯のちょうど頂点の場所にあるのがカラオケ、ビッグエコー。
だから、三角地帯はだいたいビッグエコーの裏と考えれば、理解しやすいです。まずは、三角地帯の中でも、親しみやすい「エコー仲見世」からみていきましょう。
エコー仲見世は昔ながらのお店や小さな飲み屋もあってなんともノスタルジックな商店街。
そんなエコー仲見世の中でもおすすめしたいのが中華まん専門店の「包包(パオパオ)」。
中国人ご夫婦が営んでおり、種類豊富な手作りの中華まんが人気のお店。値段もリーズナブル。
おすすめはやはり「肉包(ニクパオ)」。やわらかくプリっとした豚肉餡はタケノコのシャクッとした食感がよいアクセント。
春巻きなど点心のほかに、豚耳や鳥爪など珍しい部位も販売しています。三軒茶屋に来た時のお土産に最適ですよ。わたしが肉包のほかに好きなのは「キノコ包」と「海老包」です。
包包(パオパオ)
住所:東京都世田谷区三軒茶屋2丁目13−10
営業時間:11時~20時
定休日:水曜日
参考サイト:食べログ
⑩日本酒を飲むならここ「采」
三角地帯の中でもディープな飲み屋街といえば「三茶3番街」と「ゆうらく通り」。
どちらの通りも国道246側からのアクセスがわかりやすいです。
三角地帯には所せましと小さな飲み屋が密集しています。赤ちょうちんや色とりどりのネオンに誘われてついついふらっと立ち寄りたくなってしまう。
「三茶3番街」に平行してのびる「ゆうらく通り」は少し落ち着いた雰囲気。
「ゆうらく通り」の入口を入ってすぐ左にある人気の立ち飲み居酒屋が「采」(さい)。
日本酒の種類がとにかく豊富で、どれもグラス1杯500円とわかりやすい価格設定。日本酒好きにはたまらないお店。
「采」は立ち飲みといっても店内は清潔感があって、きれいです。客層としては仕事帰りサラリーマンやカップルが多いですね。「采」は一人飲み歓迎のお店で、「お一人様限定おつまみ盛り合わせプレート」800円というメニューがありました。
どれにしようかかなり迷った挙句、秋田「一白水成」と滋賀「笑四季MONSOON」をチョイス。
日本酒について詳しくなくても黒板を見れば「爽酒」や「薫酒」など分類がわかりますし、知識豊富なスタッフに質問すれば、自分の好みの酒を選んでもらえます。
つまみは枝豆をめんつゆに浸した「ひたしまめ」と「ニシンのきりこみ」。日本酒に合いまくりでした。采はひとりでもカップルでも、楽しいお店。三角地帯ではしご酒する時の一軒目としておすすめです。
采
住所:東京都世田谷区三軒茶屋2丁目13-19
営業時間:18:00~翌3:00(L.O.翌2:00)
定休日:日曜日
参考サイト:ぐるなび
⑪ジンギスカン「羊羊(ようよう)」
「采」でさくっと日本酒を楽しんだ後は、采の数軒先にあるジンギスカン屋「羊羊(ようよう)」ではしご酒を楽しみましょう。
札幌の超人気ジンギスカン屋「だるま」のラムを食べて感動したオーナーがお店をはじめたそうです。
かんぱ~~~い!!ホッピー(黒・白)やマッコリなどドリンクメニューが充実。
グレシカサワーはグレープフルーツとシークワーサー両方の果汁入りサワーでさわやかな酸味が美味しいドリンク。
1番最初は生ラムともやしの「スタートセット」を頼むのが羊羊の基本。
ラムの脂をもやしが全部吸ってくれて、このもやしがまた美味いんです!親切なスタッフがセッティングしてくれるから、焼き方がわからなくても全然大丈夫ですよ。
醤油だれをつけて、いただきまーす。美味い!全くクセのない生ラムは上質な肉の味わいをしっかり感じることができます。
ジューシーなんだけど、あっさりとしていていくらでも食べれてしまう感じ。
途中、卓上にある七味とおろしにんにくをドバドバ入れて、味変しながら食べるのがおすすめ。ピリ辛で濃厚なみそだれもあります。
ラムはヘルシーな美容食として最近特に若い女性に大人気。羊羊はディープな三角地帯にありながら、意外にも女性客が多いです。しかも、おしゃれでモデルのような女子ばかり…
可愛い女の子のリアル恋愛ガールズトークは「不倫」「略奪」などびっくりするような単語がちょいちょい出てきて、どきどきします。そんなところもコの字型カウンター席しかない羊羊のかくれた魅力。
三角地帯にはこのほか、ぎょうざバルやブラジル肉料理のシェラスコ専門店などおもしろいお店が多いです。しかし、最近この三角地帯の再開発の話が徐々に本格的にスタートし始めています。いつまで、今の三角地帯が残っているか全くわからない状態ですので、ディープな三角地帯を体験したい方はお早めにどうぞ!
羊羊
住所:東京都世田谷区三軒茶屋2-13-19
営業時間:[月~土] 18:00~23:00(L.O.)
[日・祝] 18:00~22:00(L.O.)
定休日:火曜日
参考サイト:ぐるなび
遊び編
最後は三軒茶屋のおもしろ遊びスポットをご紹介します。
インスタ映えしそうなビル、三角地帯にある超ディープな銭湯やビルの屋上のバッティングセンター、「三軒茶屋」という地名の由来を知ることができるスポットまで幅広く三茶の楽しみ方をお伝えします!
⑫もはや観光地「ゴリラビル」
三軒茶屋と下北沢をむすぶ通り「茶沢通り」沿いにある「ゴリラビル」は三茶の気になるスポット。
映画「キングコング」を彷彿とさせる、ビルの向こうからのっそりと身を乗り出す大きなゴリラが迫力があります。
ゴリラの表情や毛の質感までかなりリアル。
ゴリラの手のひらにはランドセルを背負った女の子がいます。このビルのオーナーの娘さんがモデルだという噂を聞いたことがありますが真相はいかに。
ゴリラビルは特に何ができるというわけではないのですが、なかなかこんなビルはないと思うので、ちょっと散歩がてらゴリラビルを目指して茶沢通りを歩くのはおすすめ。茶沢通りには美味しいタイ料理やパン屋など三茶グルメもそろっています。
ゴリラビル
アクセス:三軒茶屋駅から徒歩7分
住所:東京都世田谷区太子堂3丁目15−2
⑬三軒茶屋の名前の由来にもなった焼き物やさん「田中屋陶苑」
ゴリラビルのある茶沢通りでもう1軒ご紹介したい店が「田中屋陶苑」。
田中屋陶苑はさまざまな焼き物を扱うお店なのですが、じつは「三軒茶屋」という地名の由来になっているスポットなのです。
「三軒茶屋」という地名の由来は、大山道(現在の国道246)と登戸道(現在の世田谷通り)の分岐付近(写真のビッグエコーあたり)に、信楽、角屋、田中屋の3つの茶屋があったことに由来します。
社寺参詣ブームで賑わった江戸時代には大山阿夫利神社にいく「大山詣り」が流行りました。いまのパワースポットブームのようなものです。国道246をずっと進めば、大山のある伊勢原まで行けますし、ちょうどいい休憩ポイントということで三軒茶屋がにぎわったわけです。
3軒のお茶屋さんのなかでも信楽、角屋はすでになくなってしまいましたが、「田中屋」だけが今も(2018年11月現在)茶沢通りの入口で「田中屋陶苑」として営業を続けています。
「田中屋陶苑」は茶沢通りの入口にあって駅からも近いので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。三軒茶屋の地名の由来トリビアをドヤ顔で話すことができるようになりますよ。笑
田中屋陶苑
住所:東京都世田谷区太子堂4丁目23−16
営業時間:11時~20時
定休日:水曜日
⑭レトロさを楽しむ「三軒茶屋バッティングセンター」
つぎは三茶の遊びスポットを2つ、三角地帯の中からご紹介します。ひとつは「三軒茶屋バッティングセンター」。
すでに閉館してしまい、いまは看板だけが残る「三軒茶屋シネマ」の屋上にあるバッティングセンターです。
三軒茶屋には「三軒茶屋中央劇場」と「三軒茶屋シネマ」という2軒の映画館がありましたが、2013年、2014年と相次いで閉館してしまいました。
三軒茶屋シネマのすぐ奥にあった「三軒茶屋中央劇場」で映画2本立て1,000円で見たことが何度かあります。1本目が終わって休憩の20分でさっと世田谷通り沿いの富士そばで食事をすませるのがわたしの流儀でした。今では懐かしい思い出です。
さて、そんな話はさておき、三軒茶屋バッティングセンターは業務用激安スーパー「肉のハナマサ」左脇の階段から入ります。
いまにも底が抜けそうな階段をおそるおそる上ると…
階段の上には、さらに階段が!しかも螺旋階段。ハアハア&ぐるぐるしながらひたすら階段を上ります。
19時の閉店ギリギリでもけっこう遊びに来ている人がいて賑わっています。店はおじちゃんが一人で切り盛りされていました。1ゲーム20球200円という親切価格。
三軒茶屋バッティングセンターには85、95、105という球速のブースが各1つ。全部で3つのブースのこじんまりとしたバッティングセンターです。
チャリンと機械に100円玉を2枚入れると、いきなりゲームが始まるので注意。「意外と当たるぞ、、、おれのバットも捨てたもんじゃない。」と謎の自信を取り戻せるかも。
三軒茶屋バッティングセンターはその立地ゆえ、目の前がマンションなんです。だから、マンションに向かってボールを飛ばすという、近所の公園でやったら確実に通報される「非日常体験」を味わうことができます。三茶の夜景も見ることができておすすめ。
三軒茶屋で飲み会する前やちょっと普段とは違う体験をしたいときは、三軒茶屋バッティングセンターに行ってみてください。
三軒茶屋バッティングセンター
住所:東京都世田谷区三軒茶屋2丁目14−6
営業時間:11時~19時
定休日:なし
⑮銭湯好きにおすすめ ディープスポット「千代の湯」
最後に紹介するのは、三角地帯最強のディープスポット、銭湯「千代の湯」。
トタンにおおわれた廃墟のようで、入り口が開いてるときはまだしも、閉まっている日は「ついにつぶれたのかな…」と思うくらい。でも、そこがまたイイ。
入り口を進むと、完全にいっちゃってる自動販売機が…。
壊れていて買うことはできませんが、これは貴重な昭和遺産。「健康美容スチームサウナ」の文字に心がおどります。
いまじゃ懐かしい番台スタイルです。開店時間15:45の5分遅れで行ったのですが、男性は1番風呂をゲットすることができました。
女性はすでに何人か常連っぽい方が入っていましたね。
ペンキ絵は富士山。浴槽はそれほどひろくなく、ジャグジーとジェットバスというオーソドックスなもの。やっぱり1番風呂は格別。ふぅ~~~~極楽、極楽。
スチームサウナは3人ほど入れそうなスペース。プールにあるようなシャワーがずっと「シャー―!」と音をあげながら流れていて、そのお湯が下に設置されたサウナ装置にあたり、蒸気を発生させる仕組み。これが、意外と温度が高くて気持ちいい。
目を閉じると、シャワーの流れる音が滝のように感じられ、とびちる水しぶきと相まって「滝行」をしているかのような不思議な感覚。サウナの料金はなんと無料です。
出るときに番台に座る大正生まれのおばあちゃんとお話。「あんたもあれ、ゲームやるの?」と言われて、何のことかわからずに話をさらに聞いていると、ポケモンGOのことだとわかりました。三茶のビッグエコー前はポケモンGOのスポットでたくさんの人であふれています。「なんだかよくわからないけど、どうなんだろうねー」という感じで、おばあちゃんも「変わりゆく三茶」を感じていました。
千代の湯はいろいろな意味でいつまで営業しているか全くわかりません。時が止まったかのような三角地帯1番のディープスポットを味わいたいなら、三茶にすぐ出かけましょう!
千代の湯
住所: 東京都世田谷区三軒茶屋2丁目12−7
営業時間:15:45~25時
定休日:金曜日
三軒茶屋は変化している 昭和な三茶を楽しむなら「いま」
三角地帯の再開発がこれから本格的に進んでいくので、今回ご紹介した昔ながらの風景が残る三茶を楽しむなら「いま」です。さらに2019年8月には港区のテンプル大学が三茶の昭和女子大に移転しますので、外国人留学生がかなり増え三茶がよりグローバルなまちとしてまた少し雰囲気がかわるのは確実。留学生がきて、三茶に活気が出るのは良いことですけどね。
ということで、何度もいいますがディープで「昭和な三軒茶屋」を体験するなら「いま」「今」「イマ」なんです~!もたもたしていると、見れなくなってしまいます。「最新トレンドスポット」と「昔懐かしい三茶」の両方が混在するほかにないまち【三軒茶屋】。
さあ、デートもグルメも遊びも全部そろっている三軒茶屋に出かけましょう!